「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。(著:小川たまか)を読みました【読書日記2019.1.11】

ほとんどないことにされている側から見た社会の話を
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本屋「Cafune Books(カフネブックス)」開業準備中のライター池野花(@cafunebooks)です。

今週の日曜夜から風邪をひいていまして、少し熱が下がった日に油断して出かけたら、体調が悪化して約5日ほど風邪に苦しめられていました。

今までは、風邪薬を飲んで一晩寝れば、たいてい治っていたのですが、回復力が衰えてきたのでしょうか・・・笑

今日、ご紹介する本は体調をくずす前に読み始め、回復後に読み終えました。

2019年1月11日に読んだ本は、「『ほとんどない』ことにされている側から見た社会の話を。」です

ほとんどないことにされている側から見た社会の話を

この本を購入したのは、どこかの独立系書店さんだったと思います。
今年、本屋めぐりをしているときに何度か見かけていて購入しました。

著者の小川たまかさんは、性暴力に関するテーマで取材をしているジャーナリズムをもったライターさんです。

お恥ずかしながら、私は女性ですがフェミニズムに関して、少し抵抗感がありました。
「女のくせに・・・」などと差別されるのがとてもイヤな性格なので、フェミニズムに関心がありそうなものですが、逆に男女で区別されにくい環境に身をおくことで、フェミニズムを深く考えなくてもいい状態を保っていたような気もします。

もともと、きょうだいは4人姉妹で全員女性。
親からも、「女性だから〇〇しなさい」と言われたことはほぼなく、中学・高校は女子高。

新卒で入社した大手の会社は女性の総合職が少なく居心地が悪くて転職し、長年勤めた会社はまったくの男女平等。むしろ女性が強いくらいでした。

しかし、この本を読んで改めて思ったことは、女性が不利益をこうむる環境は存在しているし、幼い女の子や女性は性暴力を受ける危険性もある。
そして、それを声高に話すことができない世の中の雰囲気は確かに存在している、ということでした。
この事実をしっかり受け止める必要があります。

また、この本を読みながら、ふと思い出したことがありました。

私は中学・高校生時代はセーラー服を来て、電車通学をしていました。
その頃、電車の中で頻繁に痴漢にあいました。(たいてい、相手をすごい形相でにらみつけて、事なきを得ました・・・)
もちろん、私だけが被害にあっていたわけではなく、いろいろな路線に乗ってくる同級生たちもよく痴漢の被害にあっていました。

しかし、こんな話題を大人になってから男性がいる場でしたところ、「世の中に、そんなに痴漢っているものなの?」と言われたことがあります。
「そうか、男性は見知らぬ異性から性的ないやがらせをされることが少ないから、想像できない人もいるんだな」と驚きをおぼえたことがありました。
もちろん、痴漢なんてしない、まっとうな男性が大多数であることは確かですが、男性の方が思うよりも性犯罪をするろくでもない男がいることも確かです。

少々脱線してしまいましたが、この本は私のようにフェミニズム系の話に少し苦手意識がある方でも、非常に読みやすいです。
文章がとても論理的で、世の中を騒がせたフェミニズムに関連のある事件について、なにが問題であるのかを理路整然と説明しています。

女性はもちろん娘さんをおもちの親御さんにはぜひとも読んでいただきたいですし、男性にも読み進めやすい本ではないかと思いました。
読み終わった後、ズシッと心になにかが残る1冊です。

2019年1月11日の一言

この日は、風邪で延期していただいていた静美千子さんのストレングスファインダーの個人セッションを受けてきました。

ストレングスファインダー

自分の強みに集中して理解する、というのも面白いですね。前向きな気持ちになりました!
こちらの内容は、別途くわしくブログに書きたいと思います。

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この記事を書いた人

池野 花

池野 花

●2019年2月、田園都市線の池尻大橋駅近くに本屋をオープンしました。
●ライター歴は会社員時代と合わせて10年ほど。2017年7月からフリーランスのライターになりました。
企業や人物を取材してインタビュー記事を書いたり、集客のためにSEOを意識したコンテンツマーケティングの記事を書いています。
●日韓ハーフ(父:韓国 母:日本)で翻訳勉強中